2026年4月10日
【新連載】「選ばれる会社」になるための土木広報と伝える技術

地底から未来を切り拓く、トンネル専門工事業の皆様へ
日本トンネル専門工事業協会のホームページをご覧の皆様、はじめまして。本日から新しく連載コラムを担当させていただくことになりました、小川慎太郎と申します。親しみを込めて「おがしん」と呼んでいただけたら嬉しいです。
真っ暗闇を切り拓き、この国の暮らしを根底から支えてくださっている皆様。トンネル工事の仕事の凄み、熱量、そして現場に宿る圧倒的な誇り……。私は、そんな土木の世界を心から愛しています。
でも、その素晴らしい価値は、一般の方やこれからの未来を担う若者たちに、ちゃんと届いているでしょうか?
「土木の価値と魅力を伝えるプロ」として、私は皆様の確かな技術力に、ほんの少し「伝える技術」をプラスするお手伝いができればと思っています。この連載では、採用活動の視点も交えながら、皆様の会社がもっと「選ばれる会社」になるためのヒントを、心を込めてお届けしていきますね。
広告業界出身の土木偏愛者。そして、ときどき舞台俳優。
あらためまして、株式会社ドボクのミカタ代表の「おがしん」です。
私はこれまで、広告やイベントの業界で25年以上お仕事をしてきました。その中で約12年前、ある市民向けの土木イベントをお願いされたことがきっかけでふと気づいたんです。「こんなにも社会を支えている土木の仕事が、どうして正当に評価されず、人手不足で悩んでいるんだろう?」と。
その状況がどうしてももどかしくて、日本初となる土木広報の専門会社を立ち上げました。
【おがしん(小川慎太郎)の横顔】
- キャリア: 広告業界25年。実はときどき舞台俳優としても活動しています。
- 実績: 土木学会「土木広報大賞2023 準優秀部門賞(企画部門)」、「土木広報大賞2025 最優秀賞」をいただきました。
- ビジョン: 「全国1億2千万人の土木ユーザーに伝わる土木広報を」
- 社名の由来: 広報に悩む土木業界の「味方」になりたい。そして、世間の土木に対する「見方」を変えたい。そんな想いを込めています。

土木の本質的な価値や魅力を世の中の人たちに分かりやすく「翻訳」して、楽しくお伝えしていくのが、私の役割です。
どうして今、土木業界に「マーケティングの視点」が必要なのでしょうか?
「求人を出してもなかなか応募がない」「説明会に学生さんが来てくれない」。そんなお悩みをよく耳にします。
実は今、採用の形が大きく変わってきているんです。企業が人を選ぶ時代から、求職者がSNSなどで情報を集め、「自分に合う会社を選ぶ」時代になりました。
ここで、私が皆様に一番お伝えしたいことがあります。それは、
「どんなに素晴らしい技術や魅力があっても、相手に伝わっていなければ、存在していないのと同じになってしまう」ということなんです。
だからこそ、少しだけ「マーケティング(相手に届ける工夫)」の視点を持ってみませんか?
- 誰に: どんな学生さんや職人さんに来てほしいのか?
- どんな価値を: 現場の温かい絆か、最新の設備か。自社ならではの魅力は何か?
- どう伝えるか: SNSやホームページ、動画など、どの方法が一番届きやすいか?
例えば、ある地方の建設会社さんは、Instagramで現場の日常をありのままに発信し始めただけで、応募数が前の年の3倍になりました。特別な魔法を使ったわけではなく、自社の魅力を再発見して、それを届けただけなんです。
相手の心を動かす「コミュニケーションの力」
広報活動に加えて、企業説明会や面接などでの「直接のコミュニケーション」も大切な伝える技術の一つです。
今はAIが何でもすぐに調べてくれる時代ですが、最後はやっぱり「この会社で働きたい!」「この人と一緒に仕事がしたい!」という、心が動く瞬間に人は決断しますよね。そこに必要なのは、AIには作れない「人間の熱量」です。
私はときどき舞台俳優もやっているので、その経験を活かして、相手に「なるほど!」と共感してもらえるような想いの伝え方や、声のトーン、表情の作り方など、少しの工夫で相手の印象を大きく変えるコミュニケーションのコツも、皆様にお伝えしていきたいと思っています。
「正しい情報」を伝えるだけでなく、皆様の胸の内にある熱意をしっかり届けるお手伝いができれば嬉しいです。

この連載で皆様にお届けしたいこと
このコラムでは、採用活動を活性化させるために、マーケティングや広報の視点を持つ大切さ、具体的な事例などを共有していきたいと思います。
もはや広報は、大手企業だけがやるものではなく、 さらに言うと”ついでに”やるものでもない。広報こそ経営の中心に据えて取り組むべき課題だと考えています。
採用活動のヒントになるような連載にしていきたいと思いますので、皆様に読んでいただき、さらには応援していただけるとうれしいです。
一緒に、土木の「見方」を変えていきましょう
トンネルを掘るという、過酷でありながら本当に尊いお仕事に向き合う皆様。皆様が切り拓いたその先に、私たちの輝かしい未来が繋がっていると信じています。
現場で働く皆様の誇りを、私は広報のパートナーとして、ありったけの愛を持って発信し続けていきます。
皆様の会社の「味方」として、そして世の中の「見方」を変える仲間として。これから、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆様、本日もご安全に!
